東京スキンクリニック

皮膚がん/生検

皮膚がんには主に三つの種類があります。基底細胞癌(BCC),有棘細胞癌(SCC),悪性黒色腫です。BCCは最もよくある種類です。命にかかわることはほとんどありませんが,限りなく成長するため,早期治療を要します。SCCはBCCよりも悪性度が高く,高頻度で見られる「日光角化症」という前癌病変に先行されることがあります。この病態は外用で治療できる可能性があるので,診断することに意味があります。
 癌(前癌状態)の可能性がある皮膚のできものやしみの早期発見にはセルフモニタリングが重要です。ルーチンの皮膚がん検診は特定のハイリスク患者(悪性黒色腫の既往歴・家族歴を有する,多数の不規則なほくろがある)にしかお勧めしません。問診,視診,ダーモスコピー*に基づく臨床診断は精度が限られているので,患者に誤った安心感を与え,しいてはのセルフモニタリングに悪影響を及ぼす可能性があるからです。
(前)悪性の除外には皮膚生検,つまり,皮膚組織を採取して病理検査(顕微鏡下で検体を調べる検査)を行うことが必ず必要です。病変全体を含む必要な範囲を切り取る切除生検が可能な限り行われます。

*偏光を使って皮膚表面の下を見る技術

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