東京スキンクリニック

性感染症の検査と治療

 性感染症(性行為により感染する疾患)は,無症状か気が付かないほど軽い症状のことがあるので,見過ごされがちです。放っておくと感染者とパートナーにとって重大な結果をもたらすことがあります。大丈夫と思っても定期的なSTD検診が必要なのはそうした理由によります。
  性感染症として一番多いHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)感染は,性器イボ及び女性の子宮頸がんの原因です。HPV-DNA検査は診断の確認に有用ですが,検診には適しません。イボを消失させる効果的な外用療法があり,炭酸ガスレーザーは直接除去するための補助手段として用いられます。
  性器ヘルペスはHSV(単純ヘルペスウイルス)が引き起こす終生感染であり,希望により血清検査(血中抗体測定)を行います。再活性時の治療と再発予防のための薬剤があります。
  男性の尿道炎及び女性の腟炎には,性感染症(淋菌,クラミジア,トリコモナス),時に性行為によって伝染する感染症(カンジダ,ガードネレラ),その他の感染症があります。いずれも当院で治療しますが,前もって綿棒で拭って検体を採取し,培養検査に出すこともよくあります。
  検診で無症候性淋病またはクラミジア感染症が見つかった場合,治療が行われます。長期フォローアップを要するHIV感染,B型感染,梅毒に関しては,内科受診勧奨となります。

                  

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